はじめに

第４１回全青司ひょうご全国研修会　テーマは、～興す～
全国青年司法書士協議会が主催する第４１回全国研修会が、平成２４年９月１５日・１６日に神戸国際会議場にて開催されます。

主幹会を引き受けることが決まった矢先に起こったのが東日本震災でした。
１７年前、阪神・淡路大震災を経験した神戸ですが、どのように、全国の司法書士とその想いを一つにすることができるのか。
これまでにも幾多の災害を乗り越えてきましたが、再び大きな壁が立ちはだかっている、今。しかし、私たちは乗り越えなければなりません。
未来のため、私たちは興していかなければなりません。
現在、市民を取り巻く、社会、経済の環境は大きな変化の中にあります。私たち司法書士も例外ではありません。
そこで、私たち実行委員会がこれからの司法書士にとって必要と考えるのは「興す」ことです。

一、新しく物事を始める。
すなわち、とにかくやってみる。新しいことにチャレンジする。

一、衰えていたものを再び勢いづかせる。
すなわち、過去の事例や経験に学ぶ。

一、奮い立たせる。
すなわち、未知の世界に飛び込む勇気。

一、大挙して立ち上がらせる。
すなわち、全国に司法書士の仲間がいるじゃないか。

まさに「興す」の意味であるこの４つに将来への道標が集約されています。
全国研修会では、自己研鑽及び最先端の情報交換、知識・ノウハウの共有のほか、全国の司法書士の交流の場とすることを目的としており、「興す」のテーマのもと、兵庫から全国へと発信し、未来を考える場としたいと考えております。
また、震災で傷ついた人、そして“まち”をいかにして興すのか。私たちにできることは何か。みんなで考えようではありませんか。